剱岳(2,999m) 八ツ峰(撤退)
2016年09月16日~17日
自主山行
CL:のり(記)、SL:ひでちょ、コッシー、さいとも
16日 7:20立山→8:45室堂→12:30別山乗越→16:30真砂沢ロッジ
17日 6:00真砂沢発テン場発→10:10剣沢テンバ→11:30別山乗越→13:30室堂→14:25立山
事前情報をネットで仕入れ、真砂沢ロッジへ3回、富山県警山岳警備隊に1回、電話で情報収集した。長次郎谷出合からⅠⅡ間ルンゼ取付きにたどり着けるかどうかがポイントだったが、明確な回答がなく、リスクはあるが、潔い撤退を覚悟で、自身の目で確認することとした。
劔沢野営場管理場の最新の掲示板を見て、警察に直接状況を確認。長次郎谷出合の雪渓状況は危険なので推奨できない、真砂沢ロッジへはマークのある場所は安定しているので剣沢を横断し行けるとのこと。ⅠⅡ間ルンゼへ通行不可なら剣沢に引き返すか、真砂沢ロッジにてツエルト泊と決め出かけた。結果時間も押したので真砂沢ロッジ泊になった。
劔沢は殆ど崩壊していた。平蔵谷取付きの200mあたりから雪渓が現れ、雪渓の空洞は高さ15m程のところもあった。雪渓が崩壊しているところから渡渉し、源次郎の取付きに向かっている足跡らしきものがあったが、崩れた砂地の壁で危険だと思われた。
長次郎谷の取付きもクレバスだらけでⅠⅡ間ルンゼには行けないと明らかに分かった。真砂沢ロッジに向かう為、マーキングした雪渓を渡ったが、50cmくらいのクレバスを飛び越え、その先に緩くなった雪の上に水が流れている場所があり、穴もあった。雪渓の下から水の流れる音が近くに聞こえ、また、金属音のような音も聞こえ、恐怖を感じた。雪渓が崩壊するドスンという大きな音も数回確認した。
長次郎谷から200m程下流で雪渓は崩れなくなっていた。
来年も根雪がないので雪渓の状態は悪いかもと真砂沢ロッジの方が話していた。ベストシーズンは7月だと思う。
メンバーで来年のリベンジを誓う
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